日経ジャスダック平均は5日ぶり反落、利益確定目的の売りが優勢

日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに小幅に反落した。終値は前日比2円58銭安い3848円39銭。
決算など個別の材料に応じた売り買いが中心だった。
26日までに4日続伸していたため、利益確定目的の売りが優勢だった。直近上場銘柄を買う資金を捻出するため、既上場銘柄に売りが出た面もある。
 
来週初めに開催される日銀の金融政策決定会合の内容を見極めようとのムードが強まる中、様子見ムードが強まり、全般は小動きにとどまっていた。個人投資家の投資資金は値動きの軽い低位株や直近IPO銘柄などに向かっていた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で416億円、売買高は1億2498万株だった。
値上がり銘柄数は297(スタンダード286、グロース11)、値下がり銘柄数は305(スタンダード283、グロース22)、変わらずは64(スタンダード61、グロース3)
 
個別では、東北新社、フライングガーデン、アズ企画設計、セプテーニ・ホールディングス、SIGなど10銘柄が年初来安値を更新。大規模な株式の売り出しによる需給悪化が引き続き警戒されたビジョナリーホールディングスやエムティジェネックス、アイエックス・ナレッジ、総合商研、ジャストプランニングが売られた。
 
一方、セキュアヴェイル、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったアクサスホールディングス、中野冷機、シノケングループ、大東港運など8銘柄が年初来高値を更新。決済関連として物色されたアルファクス・フード・システム、好業績予想が引き続き材料視されたディーエムエスと続伸した。このほか、東洋ドライルーブ、カーメイト、三東工業社が買われた。

 

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