[概況]
27日、東京外国為替市場の米ドル円は一時110.910円付近まで下落するも、その後111円台前半付近まで反発している。
債券市場において10年国債利回りが一時約1年ぶりの0.105%まで上昇した。前日の米長期金利上昇に加え、日銀が30-31日の金融政策決定会合で副作用軽減に向けて政策調整を議論するとの観測から債券市場で売りが先行したようだ。
その後、日銀は長期金利の上昇を抑えるべく指値オペを通知すると、長期金利の下落とともに米ドル円は反発し、一時111.260円まで上昇した。
現在、欧州時間では米ドル円は111.155円付近で推移している。
この後は、第2四半期米GDP【速報】(予想:年率/前期比4.0% 前回:年率/前期比2.0%)など米経済指標の発表が予定されている。
トランプ米大統領が24日のツイッターでGDPと特定はしていないものの「米国は良くやっている。
地上で最も良い経済数値だ」と発言していたことからも期待が出来そうか。
テクニカル的には米ドル円は上値付近に20日移動平均線(111.484円)などが控えており、上抜け切れるか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
