【弱含みの展開か】

 
30日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
海外要因を受けて安く始まった後は、動意に乏しい展開が続くと予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
先週末の米国株は、4-6月期GDP速報値が前期比4.1%増と強い内容となったが、主要3指数はそろって下落した。インテルやツイッターが決算を受けて急落したことが警戒材料となっている。
ツイッターは20%超の下落と急落しており、フェイスブックに続いての大幅安は米企業決算に対する警戒材料となる。東京株式市場もこれを嫌気して売り優勢の展開を予想する。
 
日経平均株価は、5日線(前週末27日時点で2万2564円)が下値として意識される場面も想定される。
きょう30日から日銀金融政策決定会合が行われ、明日31日の会合内容の発表まで、手控えムードが広がりそうで、好業績銘柄への物色が中心になるとみられる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円前後(前週末27日終値111円02-04銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円30-34銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比65円安の2万2615円だった。
 
 
【好材料銘柄】
■ゲオホールディングス <2681>
発行済み株式数の9.28%にあたる448万9012株の自社株を消却する。
消却予定日は8月31日。
 
■イーブックイニシアティブジャパン <3658>
4-6月期(1Q)経常は5.8倍増益で着地。
 
■東邦チタニウム <5727>
上期経常を43%上方修正、通期も増額。
 
■アルゴグラフィックス <7595>
4-6月期(1Q)経常は38%増益で着地。
 
■三谷産業 <8285>
4-6月期(1Q)経常は92%増益で着地。
 
■キムラユニティー <9368>
4-6月期(1Q)経常は95%増益で着地。
 
■寺岡製作所 <4987>
4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。
 
■三社電機製作所 <6882>
上期経常を20%上方修正。
 
■ヒガシトゥエンティワン <9029>
4-6月期(1Q)経常は68%増益で着地。
 
■東映アニメーション <4816>
今期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ムラキ <7477>
4-6月期(1Q)経常は74%増益・上期計画を超過。
 
■アイエックス・ナレッジ <9753>
4-6月期(1Q)経常は36%増益で着地。
発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる15万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
30(月)
日銀金融政策決定会合(~7/31)
6月商業販売統計(8:50)
《決算発表》
大東建、ヒューリック、JPX、積水化、塩野義、三菱電、山九、九電工、M&A、ハウス食G、大陽日酸、JSR、ポーラオルHD、TDK、シマノ、オリックス、大和証G、カプコン、SCSK、田辺三菱、OLC、三井住友、東電力HD、特殊陶、あおぞら
 
【海外】
《米決算発表》
キャタピラー、ロウズ・コーポレーション、シーゲイト・テクノロジー、イルミナ、ユーナム・グループ、KLAテンコール

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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