【寄り付き概況】
30日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前週末比99円45銭安の2万2613円30銭と反落してスタートした。
前週末のNYダウ、ナスダック総合指数ともに安く、とくにハイテク株比率の高いナスダック指数の下げ幅は100ポイントを超える大きなものとなった。
米4~6月期の実質GDPは前期比年率4.1%増と約4年ぶりの高成長率を記録したが、市場期待を下回ったことが利益確定売りを誘った。
また、外国為替市場では1ドル=111円台を下回る円高含みの水準でもみ合っており、これを受けて東京市場でも輸出主力株などをはじめ売りが先行する展開を余儀なくされている。きょう、あすの日程で行われる日銀金融政策決定会合を前にして、この結果を見極めたいとの思惑も買い手控え要因となっている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がり上位に鉄鋼、銀行、ゴム製品など。一方、値下がりで目立つのは石油、医薬品、空運など。
個別では、コマツ、ソニー、日本電産が安い。エーザイ、武田も売られている。ソフトバンクGが値を下げ、ファーストリテは弱含み。マネックスGも軟調となっている。
半面、ヤフー、三井住友、三菱UFJ、みずほFG、東電力HDも買われている。アルプスが大幅高。日立、ファナック、ステラス薬が上昇している。
225先物は、ソジェン・野村・SBI・JP・アムロ・メリルが買い越し。
GS・シティ・モルスタ・日興が売り越し。
TOPIX先物はGS・野村・バークレイズが買い越し。
パリバ・三菱・みずほ・メリル・ソジェンが売り越し。
外資系等は、アステラス(4303)、コマツ(6301)、富士電(6504)、アルプス(6770)、静銀(8355)、ディップ(2379)、ネットワン(7518)、太平洋工(7250)、スタートト(3092)に注目。
テクニカル的には、大成建(1801)、日ハウス(1873)、アルペン(3028)、神戸物産(3038)、モバファク(3912)、住友化(4005)、信越化(4063)、エア・ウォータ(4088)、PI(4290)、大日住薬(4506)、ゼリア(4559)、TDCソフト(4687)、JCU(4975)、ガイシ(5333)、丸一管(5463)、サトー(6287)、カワタ(6292)、マックス(6454)、メルコ(6676)、NEC(6701)、エレコム(6750)、コンコル(7186)、NOK(7240)、太平洋(7250)、アズワン(7476)、オカムラ(7994)、バルカー(7995)、兼松(8020)、稲畑産(8098)、エネクス(8133)、ほくほく(8377)、京王(9008)、ユナイテッド海(9110)、SG(9143)、北陸電(9505)が動兆。
