続落スタート、北朝鮮リスク再燃で売り先行

【寄り付き概況】

25日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比56円79銭安の2万2380円22銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、5.63ポイント安の1770.02で始まった。
 
前日のNYダウが反落、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を表明し、米朝関係の緊迫化を警戒して投資家心理が悪化。

円高・ドル安が進んで企業業績の改善期待が後退し、輸出関連株を中心に売られている。
外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と円高に振れており、これも自動車株などを中心に全体相場の重荷となっている。

また、原油価格が大幅続落しており、石油関連株などへの売り圧力も意識されている。日経平均は前日までの3日間で560円強下げており、売り一巡後は値ごろ感から押し目買いが入る可能性もあるだろう。
 

寄り付き時点で業種別で値上がりは空運、ゴム製品、小売など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、海運、鉄鋼、石油など。
 
個別では、ソフトバンクGが安く、KDDI、NTTも軟調。トヨタが小幅続落し、SUBARU、ホンダ、ソニー、東エレク、ファナックが売られ、三菱UFJが弱含みで、野村、東京海上もさえない。武田、JTが小安い。スクリンは下押している。
 
半面、JAL、ANA、JR東日本、JR東海は値を上げ、電通、キリンHD、花王は買い優勢で、7&iHDが堅調。IHIが上伸している。

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