米朝首脳会談中止によるリスク回避の円買いが優勢

[概況]

NY市場に入り発表された米経済指標(新規失業保険申請件数、4月中古住宅販売件数)は予想を下回り為替市場には影響薄だったが、トランプ大統領が米朝首脳会談の中止を発表するとリスク回避の円買いが優勢となった。

ドルやユーロはそれまでの安値を下抜き、NY株式市場も売られて始まると序盤にドル(108.940円)やユーロ(127.720円)は当日安値まで下落した。

其の後は株価の下げ止まりに円高も収まり、ドルは109円を回復して小幅揉み合いとなり、最後は前日比-85銭の109.260円と109円前半に落ちて引けた。
リスク回避の円買いにドル以外の主要通貨も売られたが、前日トルコ中銀の貸出金利引き上げの発表で大きく反発したトルコリラは再び売られ、前日比-88銭の23.20円と23円台前半に落ちて引けた。

米朝首脳会談は中止と発表されたが、トランプ大統領は会談の可能性が無くなった訳ではないとも発言しており、目先は最終的な結果(中止決定か復活か)を見極めたいところ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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