【寄り付き概況】
30日の東京株式市場は大きく売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比306円46銭安の2万2051円97銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、23.31ポイント安の1738.54で始まった。
イタリアやスペインの政局混乱の影響でNYダウが一時500ドルを超える下げをみせるなど急落、リスク回避の流れが強まるなか主力株をはじめ広範囲に売りが広がっている。
米国では長期金利が急低下し金融株が大きく売られたほか、日米金利差の縮小から外国為替市場では円高に振れており、これが東京市場でも銀行株や自動車など輸出セクターにネガティブ材料となっている。
日経平均株価は下値模索で2万2000円大台攻防が意識される局面か。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで特に目立つのは鉄鋼、非鉄、保険、石油、ガラス土石など。
個別では、トヨタ、ホンダが売り注文を浴び、ソニー、東エレク、日本電産も大幅安。三菱UFJ、三井住友、第一生命、東京海上や野村も下押している。任天堂が甘く、花王、JT、アステラス薬は軟調。東海カ、昭和電工が値を下げている。
半面、KDDI、ミツコシイセタン、中外薬はしっかり。大成建が高い。
225先物はパリバ・GS・JP・ドイツ・みずほが買い越し。
野村・アムロ・ナティクス・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物は大和・モルスタ・ドイツ・パリバが買い越し。
メリル・ソジェン・GS・JPが売り越し。
外資系等は、電通(4324)、りらいあ(4708)、テルモ(4543)、板ガラス(5202)、シスメックス(6869)、ヨシックス(3221)、リクルート(6098)、村田(6981)、エレコム(6750)、三越(3099)、横河電(6841)、日東電工(6988)、住商(8053)、商事(8058)に注目。
テクニカル的には、明治(2269)、不二油(2607)、ケンコーマヨ(2915)、すかい(3197)、メディアドゥ(3678)、DLE(3686)、テクマトリックス(3762)、メック(4971)、東海カ(5301)、日光電(6849)、平和堂(8276)、京王(9008)、阪急阪神(9042)、名鉄(9048)が動兆。
