[概況]
30日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.900円まで上昇する展開となった。
一方、クロス円ではユーロ円が一時126.325円まで上昇した。
東京時間では引き続き、イタリアの政局不安が意識されていたものの、欧州時間序盤に入ると、マッタレッラ伊大統領が「真夏の再選挙の実施は避けたい」との発言などが伝わり、ユーロを主導に上昇する流れとなっている。
この後、5月米ADP雇用統計(予想:19.5万人 前回:20.4万人)や第1四半期 米GDP)【改定】(予想:年率/前期比2.3% 前回:,年率/前期比2.3%)など米経済指標の発表が予定されている。
また、引き続きイタリアの政局情勢など報道には注意したい。
テクニカル的には米ドル円は上値付近に5日移動平均線(109.106円)などが控えており、上値の抵抗帯となりそうか。
一方、ユーロ円でも上値付近には5日移動平均線(126.883円)などが控えており上値抵抗帯となる可能性が考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
