イタリア政局への懸念が後退してユーロは大幅反発

[概況]

東京市場終盤に126円台に乗せたユーロは独失業統計やユーロ圏業況判断指数の予想を上回る結果に上値を伸ばし、米国債利回りの上昇にドル買いも進んだ。
 
其の後NY市場で発表された5月ADP雇用者数は予想を下回り、第1四半期実質GDP改定値も予想を下回ってドルは若干値下がりしたが一時的で、NY株式市場はイタリア政局への警戒感後退に大幅反発で始まった。
 
イタリア政局不安後退や株価の反発にユーロはNY市場序盤に当日高値127.320円まで上昇し、其の後ドルも109.085円の高値を付けた。
 
其の後も株価の上げ幅拡大に高値圏で推移し、ドルは最後前日比+21.5銭高の108.910円で引け、ユーロは+1.675円高の127.075円と127円台に乗せる大幅反発で引けた。
 
この日はイタリア新政権がユーロ懐疑派の財務相起用を見送るとの報道にユーロは大きく反発し、ドルも一時109円台を回復した。この日の米経済指標は予想を下回ったがドル売りは限定的で、下値は買いだと思うが上値追いにも慎重な感じで、上げたところは利食いしておいた方が安心ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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