買い戻しの動きが継続

【寄り付き概況】

31日午後の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比124円85銭高の2万2143円37銭で始まった。イタリアの政治情勢に対する警戒感の後退を受けた買い戻しの動きが継続している。前場終値と比較して急速に上げ幅を拡大している。
東証株価指数(TOPIX)は、7.38ポイント高の1743.51で始まった。
 
外国為替市場では、1ドル=108円70銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
MSCIの定期入れ替えで、両社は同指数に新規採用されることが明らかになっている。
指数入れ替えでは、きょうの引けにかけ、リバランスに伴う売買インパクトが見込まれている。両社以外の新規採用銘柄は、サイバーエージェント<4751>、SGホールディングス<9143>。一方、除外銘柄は八十二銀行<8359>、九州フィナンシャルグループ<7180>、ミクシィ<2121>。
 
 
個別では、トヨタ、ホンダ、キーエンスが買われ、JXTG値を上げ、キヤノンは強含み。東海カは大幅高。ファーストリテが締まり、ソフトバンクGは切り返している。資生堂が急伸し、武田、JT、花王は堅調となっている。
 
半面、SUBARUが下押し、東エレク、ソニーは小幅安。マネックスGが値を下げ、三菱UFJ、三井不は、任天堂が反落し、KDDI、ANAはさえない。
 
前引けにかけて上値の重さが次第に意識され、上げ幅を小幅に縮小する展開となった。
週末には米5月雇用統計発表を控えているほか、欧州政治リスクや米朝首脳会談への思惑等から週を跨いでのポジションは取りにくいところだろう。
 
需給が悪化傾向にあった中小型株にも反発の動きが見られており、特にマザーズ指数は前日比1%超の大幅反発となった。
値動きの軽い中小型銘柄に対する物色が中心となりそうだ。
 
ランチバスケットは29件、682.26億円、50億売り越し。

 

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