6月1日の東京株式市場は反落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万1900円-2万2200円。
5月31日の米国株式が反落したことから、売り先行となりそう。
米政府が1日からEU(欧州連合)やカナダ、メキシコからの鉄鋼やアルミニウムに関税を上乗せすると表明。各国からの反発で貿易摩擦が激しくなることが予想され、先行きが読みづらいことから、様子見姿勢が強まりそうだ。
日経平均はきのうの上昇でいったん底割れは回避した格好となったことから、節目の2万2000円は下値のメドとして意識されると考える。ただ、月初とはいえ薄商いが想定される中、安く寄って動意に乏しい地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(5月31日終値108円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の前半(同127円37-41銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比90円安の2万2100円。
【好材料銘柄】
■トリケミカル研究所 <4369>
2-4月期(1Q)経常は47%増益で着地。
■日本通信 <9424>
千葉銀行やマネーフォワードら6社と、スマートフォンで安全・安心な金融取引を実現するFinTechプラットフォームの実証実験を行う。
同案件は金融庁の「FinTech 実証実験ハブ」の支援案件として決定した。
■アールビバン <7523>
非開示だった今期経常は29%増益へ。
【主な経済指標・スケジュール】
1(金)
1-3月期法人企業統計(8:50)
5月軽自動車新車販売台数(14:00)
5月新車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園、ゼネパッカー、巴工業、五洋インテ、ピープル
【海外】
米5月雇用統計(21:30)
米4月建設支出(23:00)
米5月ISM製造業景況指数(23:00)
休場:インドネシア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
