反落スタート、貿易摩擦懸念でリスク回避の売り圧力が強まる

【寄り付き概況】

1日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比75円57銭安の2万2126円25銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、4.80ポイント安の1742.65で始まった。
 
前日のNYダウなど主要指数が反落、トランプ米政権がEUなどに対し鉄鋼とアルミニウムの関税を発動すると発表したことを受け、リスク回避の売り圧力が強まった。東京市場でも主力株中心に下値を探る展開で始まった。

外国為替市場では1ドル=108円台後半の推移と円高は一服しているものの、米保護主義政策に対する警戒感が強まるなか、輸出株セクターには逆風が意識される。現地時間1日発表の5月の米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑もあり、全般は買い手控え感が強い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、高いのは7業種程度で値上がり上位に鉱業、紙パルプ、石油など。一方、値下がりで目立つのは電力ガス、陸運、その他製品、倉庫など。

 
個別では、ファーストリテが軟調で、武田、花王が値を下げた。三菱UFJ、三井住友は弱含み、KDDIが続落。任天堂、ファナック、キヤノンが売られ、東海カ、JFEが軟調となっている。
半面、トヨタがしっかりで、キーエンス、ソニー、ダイキンが買われた。オリンパスは大幅高。ソフトバンクG、アステラス薬、資生堂が堅調。マネックスGが小高く、東京海上が続伸 
 
225先物は野村・メリル・モルスタ・クレディが買い越し。
アムロ・ソジェン・GS・バークレイズ・みすほが売り越し。
TOPIX先物はGS・三菱・ソジェン・パリバ・野村・メリルが買い越し。
JP・クレディ・ドイツ・大和・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には、安藤ハザマ(1719)、山パン(2212)、いちご(2337)、キッコーマン(2801)、オープンH(3288)、スシロー(3563)、大阪曹達(4046)、CRファーマ(4552)、リソー教育(4714)、サイボウズ(4776)、ポーラ(4927)、ベルト(5192)、カーボン(5302)、ベル24(6183)、オプトラン(6235)、ホトニクス(6965)、壱番屋(7630)、クリナップ(7955)、サンゲツ(8130)、FJネク(8935)、近鉄(9041)が動兆。
 
 

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