[概況]
4日の東京外国為替市場の米ドル円は、先週末に発表された良好な米雇用統計を受けた流れを引き継ぐ相場付きだった。詳しく値動きを見てみると、米ドル円は序盤からしっかりとした推移で、109円台半ばを維持。中盤に差し掛かると徐々に買いが優勢となり、本日の高値109.760円まで上昇することとなった。
上記の理由から、節目である110.00円まであと少しのところまで迫った米ドル円だったが、欧州時間に入ると利益確定と思われる売りに押され、現在は本日の取引が開始された水準である109円台の半ばへ水準を切り下げてしまっている。こ
の後は米国の製造業受注や耐久財受注といった指標の発表が控えている。仮に結果が米経済の先行きを楽観視させる内容であれば、米ドル円は再び節目である110円を目指す動きとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
