日経平均株価終値は、前週末比304円59銭高の2万2475円94銭と急反発した。
懸案材料の一つであった米朝首脳会談の実施が決まったことで、開催日の6月12日までは、きょうのような下げづらい地合いが続く可能性も出てきた。
今週7日の日米首脳会談も、日米の連携強化を改めて印象づけるイベントになると期待できる。
今晩米国では、4月製造業受注が発表される。5月の米雇用統計はドル高材料となっており、指標確認でもう一段円安が進むようなら、日本株にはさらなる追い風が吹くだろう。
明日(5日)の東京株式市場では、指数が2万2500円やその上の25日線(2万2553円、6/4時点)を明確に上回り、底打ち感を一段と強めることができるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
23055.61 ボリンジャー:+2σ(25日)
22804.32 ボリンジャー:+1σ(25日)
22689.74 新値三本足陽転値
22686.10 ボリンジャー:+1σ(13週)
22553.04 25日移動平均線
22491.02 均衡表基準線(日足)
22475.94 ★日経平均株価4日終値
22440.69 均衡表転換線(日足)
22343.65 26週移動平均線
22301.75 ボリンジャー:-1σ(25日)
22284.53 6日移動平均線
22284.08 均衡表転換線(週足)
22238.42 均衡表基準線(週足)
22075.75 13週移動平均線
22050.46 ボリンジャー:-2σ(25日)
21951.27 75日移動平均線
1日に緩やかに下降に転じた25日線は本日再び上向きとなった。終値は5日線を上回る一方、ザラ場高値は25日線に届かなかった。明日以降、日々線が25日線を上回れば買い戻しが急速に進むとみられるが、25日線回復に失敗すれば再び下値を探る流れに戻る可能性がある。
株価は-1σを超えて寄り付いた後、中心線に引き寄せられる形となり、底値確認後のリバウンド局面での典型的な動きを見せた。
