５日の東京株式市場は、欧米株高を好感して買い優勢の展開が見込まれる。シカゴ日経平均先物からは2万2500円を上回ってのスタートが想定され、底打ち期待が一段と高まる可能性が高い。
日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2700円。
日経平均株価の25日線（４日時点で2万2553円）が意識されそうだ。
ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りなども控えているとみられ、買い手掛かり材料に乏しいことなどから、上値が重い動きとなる可能性もありそう。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝109円台の後半（４日終値109円57-58銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１28円台の半ば（同128円16-20銭）と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、４日の大阪取引所終値比45円高の2万2555円だった。
【好材料銘柄】
■マーチャント・バンカーズ <3121>
ICO実施支援事業を展開する子会社MBKブロックチェーンを4月に設立。現在複数の企業にサポート事業を提案しており、ICOに係る業務提携などの締結に至る見通し。
■ノムラシステムコーポレーション <3940>
東証がノムラシスを11日付で市場1部に指定する。
■第一稀元素化学工業 <4082>
東証が稀元素を11日付で市場1部に指定する。
■三精テクノロジーズ <6357>
非開示だった今期経常は82％増で2期ぶり最高益、未定だった配当は7.5円増配。
■ナ・デックス <7435>
前期経常を一転23％増益に上方修正、配当も18円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
5（火）
4月家計調査（8:30）
10年国債入札
《決算発表》
アインＨＤ、ザッパラス、フジコーポ、ナガノ東
【海外】
米5月ISM非製造業景況指数（23:00）
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