[概況]
欧州時間にバイトマン独連銀総裁が講演で、「ユーロ圏経済の力強さを背景にインフレは目標の2%に近い水準に到達出来る」と発言した事が伝わり、ユーロは129円を超える上昇となり、欧州市場中盤には当日高値129.810円まで上昇した。
連れてドルも買われ、NY市場で発表されたMBA住宅ローン申請件数の良好な結果に更に上昇し、其の後一旦110円を割れるまで下げる場面もあったが、NY株式市場が序盤以降も上げ幅を拡げるとドルも買われて110円を回復した。
そして株価の上昇と共にドル買いも進み、終盤に当日高値110.280円まで上昇したあと、最後も前日比+40.5銭高の110.205円と110円台に乗せて引け、ドル以外の主要通貨も上昇した。先週末の予想を上回る米雇用統計で、改めて米国経済の好調が確認され、この日の株価は上昇しドルも買われたが、ファンダメンタルズに着目すればドルが買われるのは自然で、リスク要因(貿易摩擦や地政学的リスク等)はあるが大きな流れはドル高ではないか。
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