NY株式市場の大幅下落にリスク回避の円買いが優勢

[概況]

NY市場で発表された5月住宅着工件数は予想を上回り、5月住宅建設許可件数は予想を下回るなどマチマチで、ドルは一時110円を回復したが、NY株式市場が大幅安で始まるとドルも売られて序盤に109.700円まで値下りした。
 
しかし下値では買いが入って110円を回復し、其の後はNY株式市場の下げにも拘わらずドルは110円を挟んで揉み合いが続いた。最後は前日比-49銭の110.070円と110円台を維持して引け、リスク回避の円買いにドル以外の主要通貨はユーロ(-92銭)、ポンド(-1.45円)、豪ドル(-80銭)、カナダドル(-86銭)、NZドル(-64銭)など大幅安で引けた。
 
米中貿易摩擦拡大を受けた株式市場の下落に為替市場もリスク回避の円買いが進んだが、ドルは110円を維持して引けるなど円以外の主要通貨に対しては買われており、110円割れでは買いを入れてみたいところではあるが、貿易摩擦が拡大の様相を呈しており、もう少し其の行方を見た方が賢明か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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