NY株式市場の下げ止まりや堅調な米指標にドルは110円を維持

[概況]

NY市場で発表されたMBA住宅ローン申請件数は良好で、第1四半期経常収支は予想より赤字幅が減少したが為替市場には影響薄で、ドルはNY市場朝方に再度110円を割り込む場面もあったが直ぐに大台を回復した。
 
続いて発表された5月中古住宅販売件数は予想を下回ったが、NY株式市場は上昇で始り、其の後ダウは売られドルも下げたが110円は割れず、ドルは揉み合いとなった。
そして終盤に米国債利回りの上昇にドルは買われてそれまでの高値を上抜き、引け近くに当日高値110.465円まで上昇すると、最後も前日比+27.5銭高の110.345円と110円を維持して引けた。
 
ユーロは欧州時間にオーストリア中銀総裁が「ユーロは対ドルで下落する見通し」と述べた事が伝わって当日安値127.100円まで下げたが、NY市場終盤に当日高値127.950円まで反発し、最後も上昇(+19銭高)して引け、主要通貨はNZドル(-23銭)以外上昇して引けた。
ファンダメンタルズに着目すればドル買いで良いと思うが、貿易摩擦といったリスク要因は続いており、下値は買いだと思うが、上昇したところでは利食いしておいた方が安心ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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