32円安反落、円安も目先利食い

【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は、前日比32円15銭安の2万2523円28銭と反落してスタートした。20日に大幅反発していたこともあり、戻り待ちの売りが優勢となったようだ。
 
現地20日の米国株式は、NYダウが7日続落する一方、ナスダック総合指数は反発して史上最高値を更新するなど、まちまちの動きだった。
 
外国為替市場では1ドル=110円台前半の推移と円安傾向で投資家心理が改善し、主力株中心に追い風材料となっている。ただ、中国関連株などを中心に米中貿易摩擦問題の激化懸念などがマイナス要因として意識され、日経平均は前日後場に買い戻しにより高値圏で引けたこともあって、目先筋の利益確定売りなどが上値を押さえる状況だろう。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位にその他製品、機械、鉱業、医薬品など。値下がりで目立つのは紙パルプ、銀行、非鉄など。
 
個別では、トヨタ、SUBARUが安く、パナソニック、京セラ、シャープ、キヤノン、三菱UFJ、三井住友が下落し、野村、第一生命も弱含み。ファーストリテが値を下げ、KDDI、資生堂がさえない。
半面、任天堂が高く、ソフトバンクGは堅調で、ソニーが上伸している。東エレク、信越化、SMC、武田、JT、NTTは買い優勢となっている。
 
 
225先物は、野村・みずほ・UBS・GS・モルスタ・メリル・ソジェンが買い越し。
アムロ・パリバ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・野村・ソジェンが買い越し。
大和・メリル・GS・クレディ・バークレイズ・アムロが売り越し。
 
外資系等は清水建(1803)、三井住友トラ(8309)、鹿島(1812)、グンゼ(3002)、SG(9143)、JR東(9020)、熊谷(1861)、海上(8766)、TDK(6762)、武田薬(4502)に注目。
 
テクニカル的には、スシロー(3563)、ホシザキ(6465)、日東工(6651)、シスメックス(6869)、島津(7701)、ユニー(8028)、日ガス(8174)、FJネク(8935)、KDDI(9432)、カプコン(9697)、セコム(9735)が動兆。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次