予想を下回る米経済指標や株安にドルは110円割れ

[概況]

NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少したが、6月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を大きく下回ってドルはそれまでの安値を下抜き、続いて発表された5月景気先行指数も予想を下回るとドルは下げ幅を拡げて110円も割り込んだ。
 
NY株式市場は売られて始まり、ドルは其の後110円を挟んだ揉み合いとなったが、NY株価が終盤に下げ幅を拡げるとドルは当日安値109.830円まで値下がりし、最後も前日比-36銭の109.985円と110円を割れて引けた。
 
またこの日は英政策金利が予想通り据え置きとなったが、利上げ主張の委員が前回の2人から3人に増えた事でポンドは買われ、当日高値146.23円まで急騰して最後も+18銭高で引けるなど、主要通貨の多くが売られる中でポンドは上昇して引けた。
米経済指標は予想を下回りドルは110円を割れたが下げ続ける感じも無く、揉み合い継続と見るのが妥当ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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