反落。貿易摩擦拡大を警戒し売り先行

22日午前の株式市場で日経平均株価は反落した。午前終値は前日比192円59銭安の2万2500円45銭だった。

米国と各国の貿易摩擦拡大への警戒感から輸出関連株を中心に幅広く利益確定売りが出た。
21日の米ダウ工業株30種平均が8日続落したほか、米フィラデルフィア連銀が同日発表した6月の製造業景況指数が前月から急低下したのも投資家心理に影を落とした。

日経平均株価は前日まで2日間で400円強の戻り足をみせたが、今日は目先筋のリスク回避の売りがかさんだ。下げ幅は280円近くに達する場面があったが、後半は押し目買いが入り下げ渋る展開となった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。

前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆708億円、売買高は6億8655万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1310、値上がりは667、変わらずは114だった。

個別では、為替が円高方向に反応したことも影響し自動車株のSUBARUやマツダが大きく下落。三井住友FGやりそなといった銀行株も売られた。ソフトバンクやファーストリテイリングも値を下げ、村田製作所も安い。
ファナックや京セラが売られ、ブレインパッドが大幅安となった。

一方、任天堂が堅調、日産化や電通が買われ、昭和電工も買い優勢。SMCやユニチャーム、LINE、資生堂も高かった。  

東証2部株価指数は前日比7.37ポイント安の7442.52ポイントと3日ぶり反落した。
値上がり銘柄数は136、値下がり銘柄数は270となった。 
 
個別ではビート・ホールディングス・リミテッドが一時ストップ安と急落した。
オーウイル、クリヤマホールディングス、神島化学工業、ロンシール工業など24銘柄は年初来安値を更新した。
堀田丸正、北日本紡績、アートスパークホールディングスが売られた。
一方、プロパティエージェント、Jトラスト、きんえい、アイ・アールジャパンホールディングスが年初来高値を更新した。
アクロディア、ファステップス、スリープログループが買われた。

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