日経ジャスダック平均は続落 投資家心理が悪化

日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比36円42銭安の3879円36銭だった。
「トランプ米大統領が、米国のハイテク企業に対する中国企業の投資を禁じるとともに、中国へのさらなる技術輸出を阻止する計画だ」などと海外メディアが報じたことで、米中貿易摩擦への懸念が一段と強まり、投資家心理が悪化した。
新興企業向け市場にも波及し、時価総額の大きい主力株を中心に売りが優勢となった。
当面は軟調展開を強いられそうだ。このため、物色の矛先も低位材料株などの一本釣りの動きが一段と強まることが想定される。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で859億円、売買高は2億4598万株だった。
値上がり銘柄数は179、値下がり銘柄数は485となった。
 
個別では、ベルグアース、nmsHD、カイカ、ヒビノ、カネ美食品など60銘柄が年初来安値を更新した。
公募売り出し価格で購入した向きの利食い売りが続いているSIGやエスプール、ルーデン・ホールディングス、GMOペパボ、GFAは売られた。
 
一方、今週末29日の決算発表を前に、好業績を先取りする形で買いが先行したソーバルやジェイホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。
太洋基礎工業、シベール、共同ピーアール、トシン・グループ、ミューチュアルなど21銘柄は年初来高値を更新した。
値動きの軽さから短期の値幅取りの動きが強まった倉元製作所、メディアリンクス、第三者割当増資を実施することで経営の先行き安定を評価動きになった新都ホールディングスやファンドクリエーショングループ、ウルトラファブリックス・ホールディングスが買われた。
 

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次