93円高と続伸スタート、欧米株高を受け約4カ月ぶり高値

【寄り付き概況】

8日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比93円05銭高の2万1900円55銭。取引時間中で2万1900円台に乗せるのは昨年12月5日以来約4カ月ぶり。前週末の世界的な株高を受け、投資家心理が改善した
 
前週末のNYダウなど主要株指数がいずれも上昇、約半年ぶりの高値圏に水準を切り上げた。注目された米3月の雇用統計は非農業部門の雇用者数の増加が市場コンセンサスを上回る一方、賃金伸び率は事前予測に届かず、米国ではゴルディロックス相場への期待感が全体指数にプラスに影響している。
東京株式市場でもこれに追随して主力株中心にリスクを取る動きが継続している。上値では戻り売り圧力も意識されるが、3月4日につけた終値2万1822円を上回り年初来高値更新に進む公算が大きいだろう。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、海運など。一方、値下がりで目立つのは医薬品、紙パルプ、空運など。
 
個別では、ソニー、キーエンスが堅調。安川電、村田製が小高い。ファーストリテ、7&iHDは値を上げている。KDDI、ソフトバンクGが買われている。
半面、三菱UFJ、みずほFG、三井住友は小甘い。任天堂、トヨタがさえない。JT、武田が小幅安となっている。

225先物は、GS・クレディ・モルスタ・アムロ・日興・ソジェンが買い越し。
野村・HSBC・UBS・JP・メリル・SBIが売り越し。
TOPIX先物はGS・モルスタ・JP・クレディ・アムロ。バークレイズが買い越し。
みずほ・野村・シティ・パリバ・メリルが売り越し。
 
テクニカル的には、オプト9(2389)、マクニカ富士(3132)、トーカロ(3433)、マツオカ(3611)、朝日ネット(3834)、シンクロフ(3963)、トクヤマ(4043)、KHネオ(4189)、ダイセル(4202)、リケンテク(4220)、C&R(4763)、山田コンサル(4792)、ミルボン(4919)、神戸鋼(5406)、大特鋼(5471)、古河機(5715)、アーレスティ(5832)、文化シャ(5930)、ニッパツ(5991)、バリュー(6078)、ワイエイシイ(6298)、酒井重(6358)、北越工(6364)、シンフォニア(6507)、東芝テック(6588)、大崎電(6644)、スタンレー(6923)、双葉電(6986)、武蔵精密(7220)、フタバ(7241)、KYB(7242)、市光工(7244)、ホンダ(7268)、ミツバ(7280)、オーバル(7727)、ヤマハ(7951)、任天堂(7974)、物産(8031)、レノバ(9519)が動兆。

 

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