93円と軟調、米株安で売り先行

【寄り付き概況】

29日寄り付きの日経平均株価は、前日比93円56銭安の2万555円44銭と続落してスタート。
 
前日のNYダウが200ドル超の下げとなり、東京市場でもリスクオフの流れとなった。決算発表を受けて米キャタピラーやエヌビディアが急落しており、東京市場でも中国関連や半導体関連に逆風の意識される環境にある。
 
外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と円高への警戒感もくすぶる。ここ東京市場は売買代金の低調が続いているが、国内企業の決算発表本格化もあって、引き続き買い手控えムードが強い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に電力ガス、食料品、水産、紙パルプ、陸運など。一方、値下がりで目立つのはゴム製品、電気機器、機械、その他製品、証券など。
 
個別では、トヨタが売られ、キーエンスは小安い。ファナック、コマツ、アドバンテスは売り気配でスタート。ソニー、SUMCOが軟調で、日本電産は続落。JXTG、国際帝石、商船三井はさえない。ファーストリテが反落し、任天堂、武田、積水ハウスも下落した。
 
半面、三井住友、三菱UFJが小高く、7&iHD、JTがしっかりで、東電力HDは買われている。三井物は強含み。SUBARUは反発した。
 
225先物は、みずほ・アムロ・ソジェン・バークレイズが買い越し。
野村・クレディ・メリル・モルスタ・JP・GSが売り越し。
TOPIX先物はJP・パリバ・ソジェン・UBSが買い越し。
野村・みずほ・大和・メリル・クレディが売り越し。
 
テクニカル的には太平洋セ(5233)、インタアクション(7725)、東京精密(7729)が動兆。
 

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