【寄り付き概況】
27日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比91円92銭高の2万2693円69銭と続伸で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、7.60ポイント高の1716.80で始まった。
前週末の欧米株市場が総じて堅調、NYダウが3日ぶりに反発したほか、ナスダック指数が過去最高値に買われ、S&P500指数も7カ月ぶりに最高値を更新するなど上げ足を強めており、東京株式市場でもこのリスクオンの流れを引き継いでいる。
パウエルFRB議長の24日の講演では米経済好調もインフレや景気過熱のリスクは小さいとの見解を示し、利上げを急がない姿勢を示唆、これが投資家のセンチメントを強気に傾けている。
一方、前週末まで日経平均は4日続伸しこの間に約400円の上昇をみせており、目先利益確定の売り圧力も予想されるところで、買い一巡後の動きが注目される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、29業種が高く、値上がり上位に鉄鋼、非鉄、精密機器、機械、石油など。
個別では、ファーストリテ、イオン、ビックカメラが小高く、ソフトバンクGはしっかり。東宝は買われている。野村、第一生命、三井不新日鉄住、住友鉱は値を上げている。トヨタ、ソニーが続伸し、任天堂も上昇している。
半面、SUBARU、JAL、JT、エーザイは値を下げている。富士フイルムが軟調で、シャープは大幅安。国際帝石はさえない。
225先物は、クレディ・野村・GS・JP・メリル・UBSが買い越し。
アムロ・大和・みずほ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はメリル・野村・クレディ・アムロ・みずほ・ソジェンが買い越し。
JP・ドイツ・バークレイズ・GSが売り越し。
外資系等は、アステラス(4503)、東海カ(5301)、QB(6571)、エフピコ(7947)、栗田工(6370)、伊藤忠テクノ(4739)、パーソル(2181)に注目。
テクニカル的には、三機工(1961)、NSSOL(2327)、エムスリー(2413)、クオール(3034)、モノタロウ(3064)、グローバル社(3271)、帝人(3401)、オプティム(3694)、SI(3826)、マクロミル(3978)、花王(4453)、トレンド(4704)、ID(4709)、フィルム(4901)、デクセリ(4980)、富士石油(5017)、アンリツ(6754)、TDK(6762)、太平洋(7250)、ジャムコ(7408)、HOYA(7741)、ニプロ(8086)、CEC(9692)が動兆。
