86円安b、米株安受け売り先行

【寄り付き概況】
 
31日の日経平均株価は前日比86円74銭安の2万3205円23銭で寄り付いた。米長期金利上昇への警戒感を背景にした30日の米国株安を受け、売りが先行した。シカゴ日経平均先物・円建て清算値2万3190円(大阪取引所終値比70円安)にサヤ寄せする動きとなっている。
 
米国では米長期金利の上昇が株式市場にマイナスに作用している。
ただ、日経平均は前日までの5日続落で800円以上の下げをみせていることで値ごろ感が出ているほか、前日の後場急落で米国の下げを先に織り込んでいた部分もあり、売り一巡後の動きが注目される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種前後が高く値上がり上位に水産、ガラス土石、食料品、倉庫、陸運など。値下がりで目立つのは鉱業、石油、保険など。
 
午前8時50分に発表された17年12月鉱工業生産は前月比2.3%上昇し、市場予想の同1.5%上昇を上回ったが、直後の為替市場での反応はみられなかった。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友の銀行株や野村、東京海上、オリックスが値を下げている。三井不、ソフトバンクG、ファーストリテ、JFE、住友鉱が売られ、コスモエネルギは売り気配でスタート。トヨタ、ファナック、東エレクは安い。
半面、キヤノン、村田製、NECが買われ、アドバンテス、ヤマトHDは大幅高。任天堂、アサヒは値を上げている。

~外資系等は、M&Aキャピ(6080)、野村総研(4307)、富士電(6504)、安川(6506)、フォスター(6794)、ヤマト(9064)、ミスミ(9964)、グンゼ(3002)、タダノ(6395)、カチタス(8919)、アイカ工(4206)、栄研化学(4549)、マンダム(4917)、ゼンリン(9474)、ネクステージ(3136)、サムティ(3244)、JCR(4552)、不二越(6474)、住江織(3501)、JSR(4185)、パル(2726)、横河(6841)、SMS(2175)に注目。
 
225先物はバークレイズ・三菱・日興・アムロ・UBS・クレディが買い越し。
モルスタ・大和・野村・ドイツ・パリバ・フィリップ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はメリル・ソジェン・三菱・日興・大和が買い越し。
ドイツ・モルスタ・野村・パリバ・GS・アムロが売り越し。
 
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、第一カッター(1716)、ヤクルト(2267)、カカクコム(2371)、明治電機(3388)、コムチュア(3844)、横河ブ(5911)、高田機(5923)、東洋機械(6210)、遠藤照(6932)、KYB(7242)、新家工(7305)、良品計画(7453)、西松屋(7545)、キャノン電(7739)、KIMOTO(7908)、サンワテク(8137)、ハマキョウ(9037)が動兆。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次