24日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比86円91銭安の2万0506円81銭だった。一方、東証株価指数(TOPIX)は0.07ポイント高の1547.10と小反発した。
朝方から売りが先行し、寄り付き直後には、同126円13銭安の2万467円59銭を付けた。売り一巡後は、押し目を拾う動きが強まり、上げに転じる場面もみられたが、時間外取引での米株価指数先物が下落に転じたことや、中国・上海総合指数が反落したことなどなどから、再び売りが優勢となったようだ。
為替市場で、ドル・円が1ドル=109円50銭前後(23日終値109円61-63銭)と、やや円高方向にあるとも重しとみられる。
米大統領経済諮問委員会のハセット委員長が、米政府機関閉鎖が続けば1~3月期の経済成長率がゼロになる可能性を示唆した。市場では「ハセット氏の発言が海外投資家の売りつながった可能性がある」と指摘していた。
前引けの東証1部の売買代金は概算で9105億円、売買高は5億7221万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は765、値上がりは1248、変わらずは108銘柄だった。
業種別株価指数(全33業種)では、陸運業、非鉄金属、石油・石炭製品の下落が目立った。上昇は金属製品、証券・商品先物取引業、銀行業など。
個別では、ファーストリテイリングが大きく値を下げ、ソニーも軟調。ソフトバンクGやリクルートホールディングスも売りに押された。ユニー・ファミリーマートホールディングスも弱い動き。ジャパンディスプレイ、日本通信が安く、システナ、ベクトルも売られた。
半面、東京エレクトロンやアドテスト、ロームが堅調、日本電産もプラス圏を確保した。三菱UFJやSOMPO、資生堂は上げた。ZOZOも下げ止まった。クボテックがストップ高、イソライト工業も値を飛ばした。クックパッド、カワチ薬品、レーザーテックなども人気となった。
東証2部株価指数は前日比3.59ポイント高の6571.02ポイントと3日ぶり反発した。
出来高2441万株。値上がり銘柄数は195、値下がり銘柄数は165となった。
個別では、Abalance、日本精鉱、ぷらっとホームがストップ高。ショクブンは一時ストップ高と値を飛ばした。アイケイ、MRKホールディングス、インタートレード、ビットワングループ、フルスピードが買われた。
一方、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、北日本紡績、日本アビオニクス、ダイトーケミックス、小島鉄工所が売られた。
