85円高と反発、米株高や円高一服

【寄り付き概況】

7日前場寄り付きの日経平均株価は、前日比85円74銭高の2万859円78銭と反発してスタート。
米国がメキシコからの輸入品に対する追加関税の発動を遅らせることを検討しているとの報道で、6日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸した。
米株高を受けて投資家心理が改善。株価指数先物に買い戻しが入り、現物株指数を押し上げている。
外国為替市場で円相場が1ドル=108円台半ばと円高・ドル安進行が一服し、株式相場を支えている面もある。
 
もっとも米国とメキシコ両政府による不法移民問題を巡る協議は合意に至っておらず、「対メキシコ関税が早期に実現するリスクがある」として、積極的に上値を追う投資家は限られる。全般商い薄のなか積極的に買い上がる動きは見込みにくいとの見方もでている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種が高く、値上がり上位に 石油、鉱業、水産、医薬品、サービスなど
 
個別では、日立が完全子会社化する方向で検討していると伝わった日立ハイテクに買いが集まっている。前日の米フィラデルフィア半導体株指数の上昇を手掛かりに、アドテストやスクリン、東エレクが上昇している。千代建やいすゞ、日立建機は高い。
ソフトバンクGが堅調で、武田が反発し、資生堂は続伸している。
 
一方、中部電や関西電、三菱UFJ、三井住友、りそなHDが安い。東急やガンホー、カプコンが下落している。第一生命は軟調。菱地所は続落している。楽天がさえず、花王は小反落。ZOZOは弱含み。KDDI、NTTは小幅に値を下げている。

225先物は、メリル・クレディ・JP・シティ・GS・日興が買い越し。
ソジェン・バークレイズ・モルスタ・UBS・GMOが売り越し。
TOPIX先物は野村・ソジェン・日興・メリル・シティ・アムロが買い越し。
みずほ・GS・JP・モルスタが売り越し。
 
テクニカル的には、住石(1514)、ヤマト(1967)、鳥越粉(2009)、林兼産(2286)、日駐(2353)、サムティ(3244)、プレサンス(3254)、イチカワ(3513)、TIS(3626)、ティーガイヤ(3738)、Minori(3822)、パイプド(3919)、メディカルシ(4350)、ラウンドワン(4680)、りらいや(4708)、フィルム(4901)、長谷川香(4958)、ユシロ(5013)、オーケストラ(6533)、テクノメディカ(6678)、シマノ(7309)、JMS(7702)、松井証(8628)、ゴールドクレ(8871)、JR東(9020)、サカイ(9039)、京阪(9045)、東陽倉庫(9306)、メイテック(9744)、吉野家(9861)が動兆。
 

 

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