78円高 上値重い、利益確定売り厚く

【後場寄り付き概況】

21日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比78円74銭高の2万0744円81銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、11.68ポイント高の1569.27で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに上値が重い。前週末の米国株高を好感した買いが入る一方、当面の利益を確保する売りも厚い。
 
外国為替市場では、1ドル=109円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
個別では、武田がにぎわい、LIXILGも買われている。ソフトバンクGが上げ、ソフトバンクは小高く、NTT、トヨタ、スズキが上伸し、日本電産、東エレクは大幅高となっている。
 
半面、任天堂が小安く、ファーストリテは緩み、ZOZOも軟調。キーエンスが売りに押され、ダイキンは値下がりし、アドバンテスは弱含んでいる。
 
 
日経平均の前場は、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となった。
25日線を上放れてきているところでもあり、戻り待ちの売りも意識されやすいところであろう。注目されていた中国の経済指標については、概ね予想通りの内容であり、押し目買い意欲は強いとみられる。
 
週明けの米国市場が休場となると、手掛けづらさが意識されやすいところである。
 
その他では、日銀金融政策決定会合が22-23日に開かれる。政策面では現状維持がコンセンサスではあるが、市場の一部ではETF買入れ比率について、225型を引き下げ、TOPIX型を引き上げるのではないかとの見方がされている。
ファーストリテの弱い動きも警戒されるため、黒田総裁会見を見極めたいとの模様眺めも強まりやすいところであろう。
物色はサンバイオ<4592>など、材料性のある中小型株に値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
 
ランチバスケットは12件、186.34億円、売り買いほぼ同金額。
 

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