77円高と反発。円高が上値圧迫も底堅く推移

23日前引けの日経平均株価は前日比77円87銭高の2万1814円31銭と反発した。
22日の米国市場で株式相場が上昇したほか、投資家が注目する長期金利が低下した。

東京株式市場は、買い優勢の展開となり上げ幅が100円を超える場面もあった。その後、買いが止まる一方、売り物が急速に増え、相場全体として上値は重かった。
為替が1ドル=106円台の円高・ドル安となったため、輸出関連株を中心に当面の利益を確保する売りが厚くなり、日経平均の上昇幅は限られた。
買い気は根強く前引けにかけて底堅く推移した。なかで、NY原油先物高を受けた石油関連株などの上昇が目立ったほか、建設や不動産などの内需株が買われ全体相場を支えた。

東証株価指数(TOPIX)とJPX日経インデックス400は4日ぶりに反発した。

午前の東証1部の売買代金は概算で1兆816億円、売買高は5億7293万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1393、値下がりは597、変わらずは80銘柄だった。

個別では、大商いで任天堂が上昇した。日本電産、ソフトバンクが買われ、トヨタが上昇。有沢製作所、ジーンズメイトも値を飛ばした。
一方、ソニー、東京エレクトロンが冴えない。花王やセブン&アイが下げた。スターティアが大幅安となり、ブレインパッドも安い。

東証2部株価指数は前日比前日比2.18ポイント安の7322.06ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は175となった。

個別では、カワセコンピュータ、森組、朝日インテク、サプライが売られた。
半面、伊勢化学工業、桧家ホールディングス、カンロなど7銘柄が昨年来高値を更新した。
ニチリン、カワタ、日本モーゲージサービスが買われた。

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