77円高 続伸、円安などを追い風に買い優勢

24日前場の日経平均株価は、前営業日比77円86銭高の2万2488円68銭で終了した。
東証株価指数(TOPIX)は、5.86ポイント高の1704.08で終了した。
為替の円安が投資家心理の改善につながり日経平均先物への買いを誘った。ソフトバンクやファストリといった値がさ株が上昇した。
取引時間中では8月10日以来約半月ぶりに2万2500円台に乗せる場面があった。
朝方は、1ドル=111円台への円安・ドル高を支えに買いが先行した。いったん伸び悩んだが、円弱含み歩調で持ち直し、一時2万2518円65銭(前日比107円83銭高)まで上昇した。
その後、再び伸び悩んだが、下値は限定され、前引けにかけて底堅く推移した。中国・上海総合指数はさえない展開ながら、影響は限定的だった。
 
東証1部の売買高概算は4億9384万株、売買代金概算は8492億5000万円。値上がり銘柄数は1346、対して値下がり銘柄数は627、変わらずは127銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)では、パルプ・紙、石油石炭製品、サービス業の上昇が目立つ一方、鉄鋼、非鉄金属、機械などが下落した。
 

個別では、任天堂が堅調、ファーストリテイリングも上値指向を続けている。武田薬品工業、エーザイ、第一三共など医薬品株が高い。NTTがしっかり、リクルートホールディングス、中部電やイオンも上昇した。オルトプラスがストップ高となり、第一精工も値を飛ばした。
 
半面、JFEやコマツが軟調、SUMCOも売りに押された。アトラエが急落、住友鉱、マツダやファナック、東エレクも下げている。千代田化工建設、大平洋金属も大きく下げた。ペッパーフードサービスも安い。
 
東証2部株価指数は前日比24.00ポイント高の7075.85ポイントと反発した。
出来高5863万株。値上がり銘柄数は252、値下がり銘柄数は150となった。
 
個別では、アルメディオがストップ高。チャーム・ケア・コーポレーション、鈴与シンワートは年初来高値を更新。アライドテレシスホールディングス、大興電子通信、天昇電気工業、野崎印刷紙業、東邦化学工業が買われた。
 
一方、シノブフーズ、ダイナパック、ダイサン、ダイハツディーゼル、西芝電機など9銘柄が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、アオイ電子、明治機械、エスティック、アサヒ衛陶が売られた。

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