764円安と大幅安。米中貿易摩擦警戒で投資家心理悪化

23日午前の日経平均株価は大幅に反落した。午前終値は前日比764円07銭安の2万0827円92銭だった。

一時は下落幅が800円を超え、取引時間中として昨年10月以来の安値を付けた。
朝方は、米中貿易摩擦への警戒から22日の米国株式が大幅続落し、ドル安・円高が進行したことを嫌気し、リスク回避の売りが加速した。
その後は下げ渋ったが、戻りは限定され、前引けにかけ、さえない動きとなった。時間外取引での米株価指数先物安も重しとなった。
1ドル=104円台まで円高・ドル安が進み、輸出企業の採算悪化懸念も強まった。

前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆5110億円、売買高は8億4174万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は37、値下がりは2030、変わらずは13だった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。

個別では、任天堂、ファナックが1000円を超える下げをみせたほか、ファーストリテイリングが大幅安、ソニーも値を下げた。
ファナックが売られ、津田駒工業、アウトソーシングも売られた。
半面、JTがしっかり、関西電力、東京ガス、日本コークス工業が買われた。東亜建設工業、シンシアなどが値を飛ばし、ヴィンクスも上昇した。

東証2部指数は前日比152.14ポイント安の7179.95ポイントと反落した。 
値上がり銘柄数は33、値下がり銘柄数は451となった。 

個別では技研ホールディングス、信和、ジオスター、ツヴァイ、瑞光など11銘柄が昨年来安値を更新した。
東芝が売られ、REMIXは大幅安、テクノスマート、アールエイジ、パシフィックネットが売られた。
一方、ファステップス、ジョリーパスタが昨年来高値を更新。
大丸エナウィン、フジックス、ユニバンス、キクカワエンタープライズが買われた。

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