75円高と反発、米株最高値受け買いが優勢

【寄り付き概況】
9日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は、前日の終値と比べ75円62銭高の2万2989円44銭で取引を始めた。
その後、1992年1月10日の取引時間中の高値2万3018円24銭を上回った。
ファーストリテ、東エレクなどが日経平均をけん引している。
 
前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら7日続伸と上値指向を継続、ナスダック指数、S&P500指数も上昇し、主要3指数が揃って史上最高値を更新、これを受けてリスク許容度の高まった外国人投資家の買いが日経平均を押し上げる展開が想定される。
 
外国為替市場では1ドル=113円台後半の推移と円安局面は一服しているものの、ここ最近は為替と全体株価指数との連動性は薄れている。前日時点で日経平均ベースの騰落レシオ(25日移動平均)は170%と過熱感が際立っているが、企業の好業績を背景に世界的に株価水準の出遅れる日本株への買いが続く環境にある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、27行種前後が高く、値上がり上位にその他金融、精密機器、鉱業、鉄鋼、海運など。
 
決算への思惑からショートカバーなども入りやすいだろう。その他、トヨタ、ファナック、任天堂、デンソー、ファーストリテ、コマツ、オリンパスが底堅い展開か。

外資系等は、ダイキン(6367)、シスメックス(6869)、住友ベーク(4203)、Jフロント(3086)、マンダム(4917)、グローリー(6457)、タビオ(2668)、商事(8058)、TOWA(6315)、ソニー(6758)、日産化(4021)、メック(4971)、ドンキ(7532)、中本パ(7811)、ユーシン精機(6482)、スクリン(7735)、アドバンテスト(6587)、JPX(8697)に注目。
 
225先物はアムロ・みずほ・バークレイズ・三菱・HSBC・メリルが買い越し。
野村・モルスタ・GS・シティ・日興・JP・UBSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・UBS・みずほ・アムロ・野村が買い越し。
メリル・JP・GS・バークレイズ・クレディが売り越し。
 
テクニカル的には、サカタ(1377)、錢高組(1811)、ライト工(1926)、雪印メグ(2270)、学情(2301)、高千穂交(2676)、エディオン(2730)、ビックカメ(3048)、ブロンコB(3091)、シュッピン(3179)、ヨシックス(3221)、三栄建築(3228)、Fブラザース(3454)、日本アジア(3751)、大日精(4116)、タイガポリ(4231)、キッセイ(4547)、TOW(4767)、フィルム(4901)、資生堂(4911)、農薬〈4997)、栗本鉄(5602)、大阪チタ(5726)、文化シャ(5930)、中国工(5974)、ソディック(6143)、ディスコ(6146)、東洋機械(6210)、CKD(6407)、明電舎(6508)、エレコム(6750)、クラリオン(6796)、堀場(6856)、ヘリオステク(6927)、Fテック(7212)、小糸製(7276)、スズデン(7480)、スギ(7649〉、スクロール(8005〉、三陽商(8011)、ユアサ商(8074)、MrMax(8203)、PALTAC(8283)、水戸証券(8622)、阪神(8818)、スターツ(8850)、空港施設(8864)、光通信(9435)、静岡ガス(9543)、メイテック(9744)、アルテック(9972)が動兆。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次