【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は、前日比73円19銭高の2万2484円01銭と4日続伸してスタート。
前日まで薄商いのなかも3日続伸している日経平均だが、きょうもリスクを取る動きが優勢で始まった。前日の欧米株市場が総じて軟調、NYダウが続落したが、外国為替市場で1ドル=111円台前半の推移と円安方向に振れており、これが主力株中心に追い風材料となっている。
ただ、米中両国が23日に160億ドル分の輸入品に対し25%の追加関税を発動したことで、これに伴う貿易摩擦激化への懸念は上値を重くする可能性がある。引き続き中国景気減速に対する警戒感もくすぶるなか、取引時間中は中国・上海株や香港株市場の動向にも神経質となりそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、29業種が高く、値上がり上位に海運、電力ガス、紙パルプ、石油、陸運など。
個別では、任天堂が買われ、ファーストリテは小幅高。KDDI、NTT、エーザイが上伸している。日本郵政、三菱UFJが強含み、スルガ銀は大幅高。ソニー、アルプスは堅調となっている。
半面、ソフトバンクGが値を消し、塩野義、アサヒは軟調。スズキが値を下げ、日産自、トヨタは弱含み。安川電、ファナックが売られ、コマツは安い。新日鉄住が下押し、JFEはさえない。
225先物はクレディ・野村・JP・UBS・GSが買い越し。
みずほ・ソジェン・三菱・ドイツ・メリルが売り越し。
TOPIX先物は、メリル・クレディ・大和・パリバが買い越し。
バークレイズ・ドイツ・三菱・ソジェン・JPが売り越し。
テクニカル的には、オプト(2389)、博報堂(2433)、ネオス(3627)、GMOクラウド(3788)、アバント(3836)、MDV(3902)、希元素(4082)、触媒(4114)、アステラス(4503)、キッセイ薬(4547)、ライオン(4912)、農薬(4997)、日機装(6376)、古野電(6814)、レーザテック(6920)、SHOEI(7839)が動兆。
