【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比72円24銭安の2万1394円75銭だった。
前週末の米国株市場ではFRBによる大幅な利下げへの期待が後退したことでNYダウ、ナスダック総合指数などがいずれも反落、日経平均もこれに追随する展開となっている。週後半から本格化する3月期企業の第1四半期(4~6月)決算発表を前に、この結果を見極めたいとの思惑も買いを慎重にさせている。下げ幅は一時100円を超えた。
21日投開票の参院選で与党が改選議席の過半数を上回ったことで政権安定への期待感が高まり、相場を下支えしている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に海運、石油、非鉄など。一方、値下がりで目立つのは水産、精密機器、医薬品など。
個別では、ファーストリテの売りが厚く、任天堂、ソニー、キーエンスが下落し、ファナックは小幅安。NTT、KDDI、NTTドコモもさえない。
半面、ソフトバンクGが上昇、東エレク、村田製は堅調。三菱UFJが小高く、三井住友は強含み。リクルートHD、電通などが買われている。
225先物は野村・メリル・ドイツ・シティ・三菱・クレディ・GSが買い越し。
アムロ・みずほ・UBS・パリバ・ソジェン・楽天が売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ドイツ・シティ・モルスタ・バークレイズ・みずほが買い越し。
ソジェン・パリバ・野村・GS・JP・大和が売り越し。
テクニカル的には、大東建託(1878)、デジア(2326)、ユーグレナ(2931)、ココカラ(3098)、セック(3741)、コムチュア(3844)、信越化(4063)、応化工(4186)、レッグス(4286)、NRI(4307)、ペプチド(4587)、日ペ(4612)、日オラクル(4716)、ライオン(4912)、コーセー(4922)、冶金工(5480)、エンビブロ(5698)、アルインコ(5698)、M&A(6080)、ネットマ(6175)、不二越(6474)、ベイカレント(6532)、アドバンテスト(6857)、レーザーテク(6920)、イントラスト(7191)、曙ブ(7238)、アズワン(7476)、アサヒインテック(7747)、SHOEI(7839)、フランスベッド(7840)、オリックス(8591)、京阪神(8818)、カチタス(8919)、JR西(9021)、ハマキョウ(9037)、ニチイ学館(9792)が動兆。
