70円高 堅調、米株高、円安で買い優勢

【寄り付き概況】

18日の日経平均株価は、前日比70円54銭高の2万472円81銭と3日ぶりに反発してスタート。
 
前日の米国株市場ではトランプ米政権が対中関税の一部もしくはすべてについて引き下げあるいは撤回を検討していると伝わり、NYダウなど主要指数が3日続伸した。
また、リスクオンの流れを映して外国為替市場でドルが買われ、1ドル=109円台前半まで円安に振れるなど東京株式市場に追い風となっている。
 
一方、日本電産が前日引け後に今期業績予想の大幅下方修正を発表した。背景には中国での需要減があり、これは全体相場にも逆風材料として投資家マインドを冷やす可能性があるだけに、買い一巡後の動きが注目される。
 
総務省が、取引開始前に発表した18年12月の全国CPI(消費者物価指数)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.7%増で、市場予想平均の同0.8%増を下回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位にゴム製品、海運、石油、保険、建設など。
 
個別では、トヨタ、スズキが値を上げ、東エレク、ファナックは小じっかりで、日立が安寄り後に切り返した。伊藤忠、三井物が締まり、出光興産、国際帝石は堅調。任天堂が強含み。三菱UFJ、三井住友は買い優勢となっている。
 
半面、日本電産が売り物を浴び、キーエンス、SMCも下押し、ソニーは高寄り後に値を消している。ソフトバンクGが安く、ファーストリテは売られている。
 
 
225先物はGS・ソジェン・UBS・クレディが買い越し。
パリバ・バークレイズ・JP・シティ・野村・ドイツ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・ソジェン・GS・JPが買い越し。
モルスタ・大和・UBS・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には三交G(3232)が動兆。

 

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