70円安 売り優勢、米中貿易摩擦問題に上値重い

【寄り付き概況】

 
2日午前の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比70円71銭安の2万2233円80銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、5.34ポイント安の1725.55で始まった。
 
前週末の欧米株市場は総じて堅調、NYダウは主要指数がいずれも上昇、外国為替市場では1ドル=110円台後半と円安水準で推移しており、主力株中心に風向きは追い風といってよい。
 
ただ、日銀が取引開始前に発表した6月短観では、大企業製造業の業況判断指数がプラス21で、3月調査のプラス24から3ポイント悪化した。18年度の想定為替レートは107円26銭で3月調査の109円66銭から円高方向を見込んでいる。短観の悪化を警戒する動きが先行したようだ。
 
また、今週6日に予定される米中の追加関税発動を睨んで、この動向を見極めたいとの思惑が上値を押さえる要因として意識されている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種が高く、値上がり上位に機械、精密機器、電気機器など。値下がりで目立つのはゴム製品、銀行、陸運、食料品など。
 
 個別では、武田、資生堂、JT、明治HD、ファーストリテが売られ、KDDIは弱含み。三菱UFJ、日本郵政、MS&ADも安い。ホンダ、日産自が値を下げ、ブリヂストンは反落している。
 
半面、ソフトバンクGが値を上げ、東京海上、任天堂、住友不、ソニー、ファナック、コマツ、東エレクが買われ、SUMCO、スクリンは高い。トヨタは強含み。

225先物は、SBI・JP・三菱・野村・アムロが買い越し。
クレディ・モルスタ・GS・日興・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・JP・パリバ・SBI・アムロが買い越し。
ドイツ・日興・モルスタ・クレディ・ソジェンが売り越し。
 
外資系等は、TOTO(5332)、シンポ(5903)、NEC(7201)、海上(8766)、SOMPO(8630)、プレス工(7246)に注目。
 
テクニカル的には、石油資源(1662)、デジア(2326)、日清オイリオ(2602)、神戸物産(3038)、三菱総研(3636)、メディアドゥ(3678)、オロ(3983)、日ペ(4612)、フジ(4676)、農薬(4997)、特陶(5334)、鎌倉親書(6184)、エボラブル(6192)、ワコム(6727)、アルプス(6770)、オプテックス(6914)、日MDM(7600)、日ユニシス(8056)、ロイヤル(8179)、平和堂(8276)、フジ住(8860)、AOI(3975)、昭和電工(4004)、インテージ(4326)、エステー(4951)、太平金(5541)、東芝テック(6588)、インタアク(7725)、プロネク(7893)、ミズノ(8022)、リョーサン(8140)、アークス(9948)が動兆。
 

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