【寄り付き概況】
11日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比240円07銭高の2万5145円66銭。新型コロナウイルスのワクチン実用化に向けた期待感を引き続き支えに前日のNYダウ工業株30種平均が上昇した流れを引き継いで日本株にも買いが入っている。日経平均は2万5000円台を回復して始まった。上げ幅は一時300円を超えた。
景気敏感株に買いを誘導する展開が続いており、東京株式市場もこれに追随する流れにある。一方、ナスダック総合指数の下落が続いていることで、この影響も受けやすい。日経平均は前日の朝方に大幅高に買われた後、急速に伸び悩む展開となったが、きょうも買い一巡後の動きが注目される。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=105円台の前半(10日終値は1ドル=105円04-05銭)、1ユーロ=124円台の半ば(同124円12-16銭)で取引されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、JALやANAHDが買い先行で始まった。日本製鉄、DOWAは堅調。トヨタ、花王、ファストリ、ダイキン、ファナックが高い。
半面、ソフトバンクグループ(SBG)が下落している。資生堂、明治HD、NECが軟調。エムスリー、バンナムHDが安い。
