7円高、売り買い交錯も下値堅い

【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は、前週末比7円22銭高の2万2937円58銭と3日続伸してスタート。東証株価指数(TOPIX)は、0.02ポイント安の1815.23で始まった。
 
前週末のNYダウがわずかにプラスで引けたものの、ナスダック指数やS&P500指数は安く引け、外国為替市場でも1ドル=110円80銭近辺の推移と円安が一服、目先は買い材料不足の感がある。
警戒されていた米中貿易摩擦の問題に対する不安心理がひと頃より緩和されており、下値では買いが厚く、大勢トレンドは上向きを維持しているとの見方が強い。アジア株の動向などを横目に方向感を見極める展開となりそうだ。
 
財務省が取引開始前に発表した4月貿易収支(速報、通関ベース)は、市場予想の4400億円の黒字を上回る6260億円の黒字だった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に機械、紙パルプ、ガラス土石など。値下がりで目立つのは倉庫、その他金融、不動産など。

 
個別では、トヨタ、スズキが小高く、ファナック、ソニーはしっかり。SMCは続伸。東海カ、昭和電工、三菱UFJ、マネックスGは値を上げている。ファーストリテは強含み。
半面、JTが軟調で、武田、三井住友、SOMPOHD、東京海上は反落。任天堂は続落。東エレク、アドバンテス、SUMCO、コマツ、キヤノンは値を下げている。

 
225先物は、三菱・日興・モルスタ・バークレイズ・アムロが買い越し。
大和・GS・みずほ・野村・シティ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・モルスタ・UBS・ソジェン・バークレイズが買い越し。
メリル・GS・日興・パリバ・野村が売り越し。
 
外資系等は、フルキャスト(4848)、海上(8766)、ヤクルト(2267)、エムスリー(2413)、ヤオコー(8279)、東海カ(5301)、GMOインター(9449)、ソラスト(6197)、カプコン(9697)、NTN(6472)、サカイ(9039)、関電化(4047)、コメ兵(2780)、TIS(3626)、GMOペ(3769)、ニューフレア(6256)、アドバンテスト(6857)、旭硝子(5201)に注目。
 
テクニカル的には、大末建(1814)、リニカル(2183)、不二家(2211)、オプト(2389)、クオール(3034)、JINS(3046)、王子(3861)、カーバイド(4064)、旭有機材(4216)、DNC(4246)、サイバネット(4312)、大日住薬(4506)、ソフトブレーン(4779)、スカラ(4845)、ファンケル(4921)、コーセー(4922)、昭和シェル(5002)、JXTG(5020)、金銭機(6418)、UMCエレ(6615)、京三製(6742)、TDK(6742)、ユニデン(6815)、電子材料(6855)、スズキ(7269)、FCC(7296)、バンナム(7832)、Eギャランティ(8771)、東急(9005)、Jパワー(9513)が動兆。

 

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