68銭安と小動き、米中会談前に様子見

 30日午前の日経平均株価は前日比0円68銭安の2万2261円92銭、東証株価指数(TOPIX)は4.70ポイント高の1664.17といずれも前日終値近辺での小幅な値動きだった。
米中首脳会談を前に様子見姿勢が広がる中、積極的な売買は手控えられた。
 
朝方は、小高く始まり、いったん下げに転じた。その後切り返す場面もあったが、買い気は鈍く前日終値近辺でもみ合う場面が目立った。円弱含みや、市場予想を上回る10月鉱工業生産指数が支えとなったが、29日の米国株安や、市場予想を下回る中国11月製造業PMI(購買担当者景気指数)が重しとなり、方向感に乏しい展開となった。
12月1日開催予定の米中首脳会談を控えていることもあり、様子見気分となった。
 
 
東証1部の出来高は6億3583万株、売買代金は1兆1480億円。騰落銘柄数は値上がり1044銘柄、値下がり955銘柄、変わらず117銘柄。
 


業種別株価指数(33業種)は、海運業、証券・商品先物取引業などが下落。鉱業、石油・石炭製品、医薬品、輸送用機器などが上昇。

個別では、トヨタ自動車が高く、大日本住友やエーザイなど医薬品株が高い。村田製作所も上昇した。鳥居薬品が急伸、Gunosy、ラクーンホールディングス、日本通信も買われている。ニューヨーク原油先物相場の反発を受けて、国際石開帝石や出光興産など資源関連株が上昇した。
 
半面、ソフトバンク、ファーストリテイリングが軟調、ユニー・ファミリーマートホールディングスなど値がさ株が売りに押された。京セラやダイキンも下落した。ブレインパッドが大幅反落、ZOZO、セイコーエプソンも大きく下げた。シャープも安い。

 
東証2部株価指数は前日比80.96ポイント安の7151.17ポイントと4日ぶり反落した。
出来高5164万株。値上がり銘柄数は194、値下がり銘柄数は198となった。
 
個別では川口化学工業、JFEコンテイナー、アオイ電子、ぷらっとホーム、サンコーなど7銘柄が年初来安値を更新。アルメディオ、森組、サンセイ、省電舎ホールディングス、エルナーが売られた。
 
一方、FUJIKOH、東海汽船、NCS&A、ジョリーパスタが年初来高値を更新。バナーズ、指月電機製作所、ヒガシトゥエンティワン、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、FDKが買われた。

 

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