【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は、前日比67円25銭安の2万1659円 銭と続落してスタート。
前日のNYダウなど主要3指数が小幅ながら安く、一時1ドル=112円台に入っていたドル・円相場も足もとは111円台後半まで円高方向に押し戻されており、目先買い手控えムードが継続している。引き続き米中貿易協議の動向を見極めたいとの思惑や、世界景気の減速に対する警戒感がくすぶり積極的な買いは入りにくい局面にある。
一方、下値を売り込む材料にも乏しく、中国では5日開幕した全人代で経済成長率の目標を引き下げたものの、政府当局による景気対策への期待感が東京市場においても株価の下支え材料として意識されている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に鉱業、紙パルプ、サービスなど。一方、値下がりで目立つのは機械、ゴム製品、ガラス土石など。
個別では、トヨタが小甘く、SUBARU、エレク、キーエンスは軟調。武田が値を下げ、資生堂もさえない。ソフトバンクGが弱含みで、ファーストリテ、ZOZOも小緩んでいる。
半面、任天堂が締まり、ソニー、村田製は小じっかり。リクルートHDが値を上げ、KDDI、NTTドコモは買い優勢となっている。
225先物は、みずほ・大和・メリル・ナティクス・アムロ・パリバ・野村が買い越し。
三菱・ドイツ・クレディ・バークレイズ・ソジェン・GSが売り越し。
TOPIX先物は野村・みずほ・大和・日興・三菱が買い越し。
ソジェン・クレディ・UBS・GS・JPが売り越し。
テクニカル的には、クミアイ化(4996)、AGC(5201)、M&Aキャ(6080)、アトラエ(6194)、MSJapan(6539)、JES(6544)、フォスタ(6794)、双信電(6938)、バンナム(7832)、テンアライド(8207)、JR九州(9142)が動兆。
