ダウ平均ではボーイングが4%あまり下げた。新型機「777X」の機体に損傷が見つかり、試験飛行を中断したことが明らかになった。インテルやダウなども下げた。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やホーム・デポ、ウォルマートは買われた。
ナスダック総合株価指数は9営業日ぶりに反落した。前日比59.834ポイント(0.33%)安の1万7816.937で終えた。エヌビディアが安い。一方、19日夕発表の決算が市場予想を上回った情報セキュリティーのパロアルト・ネットワークスは7%高だった。
S&P500種株価指数は9営業日ぶりに反落し、前日比11.13ポイント(0.19%)安の5597.12で終えた。
NYダウ 40834.97 ( -61.56 )
S&P500 5597.12 ( -11.13 )
NASDAQ 17816.94 ( -59.83 )
米10年債利回り 3.808 ( -0.066 )
NY(WTI)原油 74.04 ( -0.33 )
NY金 2550.6 ( +9.3 )
VIX指数 15.88 ( +1.23 )
【シカゴ日本株先物概況】
【欧州株式市場】
FTSE100 8273.32(-83.62)
20日のFTSE100種総合株価指数は反落し、前日比83.62ポイント(1.00%)安の8273.32で終えた。原油先物相場が下げ幅を広げた場面で英シェルなど時価総額が大きいエネルギー株に売りが膨らみ、指数を下押しした。
原油先物相場の下落は、パレスチナ自治区ガザでの停戦協議が進展するとの期待や中国経済の不透明感が背景にある。
FTSEの構成銘柄では、通信大手BTが6.39%安と下落率トップ。小売り大手JDスポーツ・ファッションが4.38%安、石油大手シェルが2.84%安と続いた。一方、格安航空大手イージージェットが1.27%高、産金大手エンデバー・マイニングが1.16%高と買われた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18357.52(-64.17)
20日のドイツ株価指数(DAX)は11営業日ぶりに反落し、前日比64.17ポイント(0.34%)安の1万8357.52で終えた。朝方は買いが優勢だったものの、エネルギー株安が重荷となった英国などの株式相場が下げるとDAXも伸び悩み、下げに転じた。
前日まで相場持ち直しの流れが続いていたため、目先の利益を確定する目的の売りが出やすかった。
個別では、エネルギー大手シーメンス・エナジーが3.50%安、防衛大手ラインメタルが3.01%安、製薬大手バイエルが2.80%安と下げを主導。半面、日用品大手ヘンケルが1.75%高、エネルギー大手イーオンが1.18%高と買われた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7485.73(-16.28)
フランスの株価指数CAC40は6営業日ぶりに反落し、前日比0.21%安で終えた。高級ブランドのエルメス・インターナショナルなど消費関連の一角が買われ、指数を下支えした。
