北朝鮮の地政学リスクが嫌気されたほか、トランプ政権による政策運営リスクへの警戒感も嫌気されている。
手掛かり材料難のうえ、引き続き北朝鮮による挑発行為も警戒されることから、ポジション調整の売りが優勢になるとみられる。
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円-1万9400円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(5日終値109円45-46銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同130円01-05銭)と円高に振れている。
円高の進行を受け、輸出関連株は弱含みの展開を強いられそうだ。
シカゴ市場の日経平均先物円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比75円安の1万9355円。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1090万株、買い820万株で、差し引き270万株の売り越し。売り越しは4営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに、陸運、輸送用機器、サービス、卸売、精密、医薬品、化学、銀行、保険など。買いセクターに、情報通信、電気機器、陸運、輸送用機器、機械、食品、銀行、サービスなど。
【好材料銘柄】
■リクルートホールディングス <6098>
日本経済新聞社が日経平均株価構成銘柄の定期入れ替えを実施する。10月2日から同社と日本郵政 <6178> を新規採用し、北越紀州製紙 <3865> 、明電舎 <6508> を除外する。
■日本郵政 <6178>
10月2日から日経平均株価構成銘柄に新規採用。
■トミタ電機 <6898> [JQ]
上期最終を一転黒字に上方修正、通期も増額。
■セリア <2782> [JQ]
8月既存店売上高は前年同月比5.2%増と今期に入り5ヵ月連続で前年実績を上回った。
【主な経済指標・スケジュール】
6(水)
【国内】
7月毎月勤労統計調査(9:00)
《決算発表》
三井ハイテク、R-ADR
【海外】
豪4-6月期GDP(10:30)
米7月貿易収支(21:30)
米8月ISM非製造業景況指数(23:00)
ベージュブック
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