6円高と小幅続伸、米株高を好感も売り買いが交錯 高値警戒で上値重い

5日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。前日比6円41銭高い2万633円07銭で前場を終えた。
4日の米株高を好感した買いが優勢だったが、高値警戒感から国内の機関投資家を中心とした利益確定売りで下落に転じる場面もあった。
ただ、押し目買いニーズも強く、下値に対しては底堅さも発揮している。

4日発表の9月の米非製造業景況感指数が59.8と2005年以来の水準に上昇し、米経済の拡大に対する安心感からトヨタやホンダ、ブリヂストンなどが上昇した。
しかし、やや買い疲れ感もみられ、東京市場でも高値圏で利益確定売り圧力が意識されている。

前引けの東証1部の売買代金は概算で9754億円、売買高は7億1433万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は674、値下がりは1228、変わらずは126銘柄だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落した。

個別では、週明け10日に朝鮮労働党の創建記念日が控えており、北朝鮮リスクから、双信電機はストップ高となった。
2017年4~9月期の連結営業利益が従来予想を上回り過去最高と伝わったディスコは上昇した。キリンHD、アサヒが高く、京セラ、任天堂も買われた。
半面、ソニー、村田製作所が軟調、SOMPOなど保険株が下落し、古河電池、アカツキが売られた。ペッパーフードサービスは11日ぶりに反落した。

東証2部株価指数は前日比24.89ポイント高の6816.50ポイントと7日続伸した。
値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は256となった。

個別では、桧家ホールディングス、第一カッター興業、ソルコム、エスビー食品など14銘柄が年初来高値を更新した。
シャープと東芝が買われたほか、メタルアート、ウイルプラスホールディングスなどが買われた。
半面、リミックスポイント、堺商事、サイバーステップは売られた。

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