【寄り付き概況】
23日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比58円12銭高の2万2420円67銭と3日続伸してスタートした
前日のNYダウは5日ぶり反落となったもののナスダック指数は5日続伸と上昇基調を継続、外国為替市場では1ドル=110円台半ばの推移と円安含みで推移しており、ややリスクを取る動きが優勢。
ただ、米中の次官級貿易協議の動向や25日までの日程で行われるジャクソンホール会議などを控えて様子見気分も強い。前日は先物を絡め後場に上げ幅を広げた反動もあり、利益確定売りに上値を押さえられる可能性もある。
取引開始前に財務省が発表した12-18日の対外対内証券売買状況によると、非居住者による株式取引が5106億円の処分超で、4週連続で処分超となった。
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がり上位に石油、電力ガス、空運、不動産、医薬品など。一方、値下がりで目立つのはゴム製品、輸送用機器、金属製品など。
個別では、任天堂の買いが厚く、ファーストリテ、KDDIが締まり、NTTドコモは小幅高。ソニーがにぎわい、村田製、東エレクも高く、信越化はしっかり。JXTGが値上がりし、三井物、三菱商は堅調となっている。
半面、ソフトバンクGが売られ、NTTドコモも軟調。トヨタ、スズキ、デンソーが売られ、ブリヂストンもさえない
225先物は、クレディ・GS・ソジェン・メリルが買い越し。
三菱・モルスタ・バークレイズ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・クレディ・GSが買い越し。
ソジェン・メリル・バークレイズ・パリバが売り越し。
外資系等は、朝日イン(7747)、東洋炭素(5310)、ヤマト(9064)、クボタ(6326)に注目。
テクニカル的には、新日本科(2395)、セック(3741)、IIJ(3774)、DIC(4631)、フューチャー(4722)、洋ゴム(5105)、サトー(6287)、三井E&S(7003)、いすゞ(7202)、スズキ(7269)、スクロール(8005)、カドカワ(9468)が動兆。
