54円高、米株高受け反発、ソフトバンクがけん引

7日午前の日経平均株価は反発した。前日比54円78銭高の2万2562円10銭で前場を終えた。
米株高を受けてリスクを取る動きが勝り、前場の日経平均は反発して引けている。上海株市場は上値が重いものの下げ止まる動きを見せていることから、投資家の不安心理がやや後退した。
6日発表した2018年4~6月期決算を手掛かりにソフトバンクが6%強上昇。1銘柄で日経平均を70円あまり押し上げ、相場上昇をけん引した
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆57億円、売買高は6億3732万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は927、変わらずは118だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、情報・通信業、保険業、鉱業の上昇が目立ち、下落は水産・農林業、パルプ・紙、銀行業など。
 

個別では、ソフトバンクグループが群を抜く売買代金をこなし大幅上昇、スズキやSUBARUが活況高となった。楽天が買われ、ソニーも堅調。19年3月期通期の純利益見通しを上方修正した日本製鋼所が値を飛ばしたほか、日本電子材料、不動テトラも物色人気となった。
半面、4~6月期決算が減益となったマルハニチロは大幅に下落した。トヨタ自動車が下落、ファーストリテイリングも安い。ファナックも軟調。ムゲンエステートがストップ安となり、パイオニアも急落した。ワコム、ヤマシンフィルタも大幅安だった。
 
東証2部指数は前日比15.52ポイント安の7274.13ポイントと4日続落した。
出来高4531万株。値上がり銘柄数は173、値下がり銘柄数は211となった。
 
個別では、省電舎ホールディングスが一時ストップ安と急落した。田辺工業、金下建設、安川情報システム、アスモ、カネヨウなど26銘柄は年初来安値を更新。サンテック、小池酸素工業、朝日印刷、毎日コムネット、朝日インテックが売られた。
 
一方、パス、日本モーゲージサービス、ジョリーパスタが年初来高値を更新。チャーム・ケア・コーポレーション、パーカーコーポレーション、ネポン、岡本工作機械製作所、ビート・ホールディングス・リミテッドが買われた。

 

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