【寄り付き概況】
3日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比51円43銭安の2万4219円19銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、37ポイント安の18206で始まった
前日のNYダウが4日続伸し過去最高値を更新したが、ナスダック指数はフェイスブックの下げが足を引っ張り続落、外国為替市場では1ドル=113円50銭台と円高含みで推移しており、東京株式市場では目先利益確定の動きが優勢となった。
米国ではメキシコに続き、カナダとの間で北米自由貿易協定(NAFTA)見直し交渉が妥結したことが、リスク選好の流れにつながっている一方、イタリアの財政赤字に対する先行き不透明感が上値の重石として意識される。ここ小型株が調整ムードにある点も投資家心理にマイナスに働いている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位に電力ガス、倉庫、医薬品、建設、情報通信など。一方、値下がりで目立つのは海運、輸送用機器、保険など。
個別では、トヨタの売りが厚く、ホンダ、日産自は軟調。小野薬が利益確定売りに押され、ソフトバンクG、ファーストリテも下落。ソニー、任天堂、三菱UFJ、三井住友もさえない。
半面、JT、日本郵政が小高く、村田製はしっかり。アステラス薬、塩野義、花王は堅調。キユーピーは大幅高となっている。
225先物は、野村・UBS・三菱・大和・パリバ・クレディ・メリルが買い越し。
みずほ・バークレイズ・モルスタ・ドイツ・ソジェン・日興・アムロが売り越し。
TOPIX先物はGS・日興・バークレイズ・モルスタ・アムロが買い越し。
みずほ・クレディ・ソジェン・三菱が売り越し。
テクニカル的には、カネカ(4118)、電通(4324)、C&R(4763)、OSG(6136)、日進工具(6157)、平田機工(6258)、日東電工(6988)、アサヒイン(7747)、物産(8031)、平和堂(8276)、東テク(9960)が動兆。
