【寄り付き概況】
9月3日の日経平均株価は、前週末比45円98銭安の2万2819円17銭と続落してスタート。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末8月31日の大阪取引所終値比40円安の2万2820円で、同清算値にサヤ寄せする動きが先行した。
前週末の米国株市場では、米国とカナダのNAFTA(北米自由貿易協定)の見直し交渉が期限とされていた31日に合意できず、NYダウは小幅ながら続落、東京株式市場も模様眺めムードで買い気が盛り上がらない状況。
今晩の米国株市場はレーバーデーの祝日で休場となることもあって、海外投資家の参戦も限定的。ただ、ナスダック指数やS&P500指数は高く引けており、外国為替市場でも円安含みに推移していることもあって、東京市場でも大きく下値を売り込む動きにはなりにくい。取引時間中は中国・上海株市場の動向などの影響が考慮される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種が高く、値上がり上位に空運、倉庫、小売、ゴム製品、食料品など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、紙パルプ、輸送用機器、不動産など。
個別では、武田が値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテは弱含み。大東建託、大日住薬は大幅安。トヨタ、ホンダが売られ、三井物、ルネサスが下押し、ソニー、ファナック、キーエンスは軟調。
半面、任天堂が買われ、スタートトゥはしっかり。ANA、明治HDは値を上げた。三菱UFJが小高く、東京海上は堅調。アドバンテスが値を上げ、三井E&Sは大幅高となっている。
225先物は、バークレイズ・GS・大和・JP・アムロが買い越し。
野村・ソジェン・パリバ・ドイツ・モルスタ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・メリル・バークレイズ・クレディが買い越し。
JP・GS・みずほ・ドイツ・アムロが売り越し。
外資系等は、リョービ(5851)、アイン(9627)、HIS(9603)、松井(8628)、マネ(8698)、東海東京(8616)、カイノス(4556)、エーザイ(4523)、オリンパ(7733)、明治(2269)、テルモ(4543)、日立(6501)、ネットワン(7518)、東海カ(5301)に注目。
テクニカル的には、コムシス(1721)、ツカダ(2418)、ブロドリーフ(3673)、日本紙(3863)、AOI(3975)、オロ(3983)、レッグス(4286)、巴工業(6309)、帝国電機(6333)、電気興(6706)、京セラ(6971)、ユニシス(8056)、小田急(9007)、アイン(9627)が動兆。
