5日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。午前終値は前日比41円45銭高の2万3547円78銭だった。
4日の米国市場で株価の主要3指数が過去最高値を更新し、5日の東京市場でも運用リスクを積極的に取る投資家が優勢になった。
日経平均は一時、158円高の2万3665円に上昇した。その後は、前日に741円高と急騰していたこともあって、買い一巡後は伸び悩む展開となった。
3連休前の週末で利益確定売りが出やすい局面にあるほか、5日に米国で2017年12月の雇用統計の発表があり、持ち高を調整する売りが出た。
午前の取引終了時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4770億円、売買高は8億7356万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1121、値下がりは819、変わらずは123銘柄だった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ続伸した。
個別では、4日の米長期金利の上昇で、三菱UFJやみずほなどメガバンクが物色人気となったほか、ソニーが商いを伴い上昇した。
為替相場が円安・ドル高となりトヨタ自動車やSUBARUなど自動車株が買われ、ファナックも買い優勢となった。
昨日ストップ高となったスターティアが一時ストップ高に買われる人気となり、ノジマなども高い。SMCやアサヒは上昇した。
半面、ソフトバンクが軟調、コマツも売りに押された。石川製作所が大幅安、J.フロント、高島屋など百貨店株も売られた。
証券会社が投資判断を引き下げた楽天は昨年来安値を更新した。花王やブリヂストンが値を下げ、セレスも利食い優勢となった。
東証2部株価指数は5日続伸した。前日比72.23ポイント高の7458.09ポイントとなった。
値上がり銘柄数は251、値下がり銘柄数は183となった。
個別では田辺工業、SYSKEN、弘電社、アイスタディなど25銘柄が昨年来高値を更新した。
東芝やカワタ、浜井産業、FDKなどが買われた。
一方、省電舎ホールディングス、要興業、オプティマスグループ、櫻島埠頭が売られた。
