41円高でスタート、米ダウ平均の上昇受け

【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比41円29銭高の2万7259円14銭。上げ幅は100円を超えた。
 
前日の米国株市場では米IBMの市場予想を上回る決算などからNYダウが続伸する一方、ナスダック総合株価指数が反落するなど高安まちまちの展開となった。主要企業の決算発表が株価に大きく反映され、全体指数にも影響を与えている。東京株式市場でもこれから企業の決算発表が本格化するなか、目先神経質な地合いが想定される。日経平均は2万7000円台前半では戻り売り圧力の強さが観測されており、きょうも上値の重さが意識されやすい。
 
為替市場では前日に一時1ドル=129円台に入る円安に振れたが、足もとでは一時128円台を割り込むなど急速に円高方向に押し戻され、激しい値動きとなっている。株式市場でも不安定な為替動向に振り回される可能性がある。
 
 
セクター別では、パルプ・紙、空運業、水産・農林業、金属製品、不動産業などが値上がり率上位、輸送用機器、その他製品、保険業、卸売業、非鉄金属などが値下がり率上位に並んでいる。
 
東証1部の売買代金上位では、クボタ、レーザーテック、アドバンテスト、東エレク、村田製、富士通、花王、テルモ、KDDI、OLC、東電力HD、日本郵船、三菱UFJなどが上昇。他方、任天堂、キヤノン、トヨタ、キーエンス、丸紅、INPEX、第一生命HD、ホンダ、リクルートHD、ベイカレントなどが下落している。
 

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